基本的には、雑食系ブログ。

日常のつれづれを、雑多につづります。

2020年12月度の読書まとめ

新年あけましておめでとうございます。お一人お一人にとりまして、よき一年となりますことをお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

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12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:311
ナイス数:101

NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)感想
【1回目】「ブルデュー」「文化資本」は辛うじて知っていたものの、この二つは結びついてはいなかった。ハビット、界、文化資本では、文化資本がよく知られている概念であろう。例えば、本を読まない子の親もまた、本を読んでいない(はずだ)。その子は、「読まない」という姿勢を受け継いでしまったものと考えられる。こういうと、「事情は人様々だしね」と返ってきそうな気がする(この例示が正しいかはわかりません)。最後近くの、幻想に逃げずに希望を見い出すという力強い言葉には感服した。
読了日:12月13日 著者:岸政彦

 

14歳の教室 どう読みどう生きるか14歳の教室 どう読みどう生きるか感想
【2回目】読書会で紹介するために、傍線を引いた部分をピックアップして読了とする。若松さんの著作には、何冊か触れてきたが、何となく言わんとしていることが分かってきたように思う。識り得ないことを識り、語り得ないことを語ろうとすること。読む「と」書くということ。仏教には「不二」という考え方があるのだが、対立項と見えることが、実のところ相即の関係であることに通じているのではないかと考えてみた。
読了日:12月26日 著者:若松 英輔

読書メーター 

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11月度の1冊に続いて、冊数において低迷した月だった。要因としては、病状の現れ方に右往左往していたことを挙げなければなるまい。今年は、翻弄されるようなことがないよう過ごしたいものだ。

 

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